【私が高校生のときの話】
私は通信制の高校を卒業したのですが、通信教育をサポートしてくれる【サポート校】に週3回通っていました。
(教員が、通信の教材を使って授業をしてくれて、レポート提出のサポートをしてくれます。)
学校自体は、ビルの中の2フロアで校庭などもなく、塾のような雰囲気ですが、通ってる生徒は高校生の年齢がほとんど。
同世代のお友達もできて、通信制でも学校生活が味わえるので、とても良かったです(^ ^)
そのサポート校のもう一つの良いところは、先生たちとの距離感が近く、とても親身になってくれるところでした。
そんな先生との、印象的なエピソードです。
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あるとき、年配の男の先生が私に、こんなことを伝えてくれたことがあります。
「僕、この前〇〇さん(私)と話している時すごく腰痛か辛くて気持ちが沈んでたんだけどね、〇〇さんと話していたら、なんか気持ちが癒されて腰が楽になったような気がしたよ。〇〇さんは人を穏やかな気持ちにさせるね」
え??何の話?と一瞬少し戸惑ったのですが‥(笑)
それは私にとって、とても嬉しく驚きに満ちた言葉でした。
何せ私は、その頃自分に全然自信が持てずにいました。
自分は“人を頼るばかり”で 誰かの役に立つような存在じゃないように感じていたんです。
でも、先生からのその言葉を聞いて
ありのままの自分でいても、人の役に立てることがあるのかな?と感じました。
物理的に、何か役に立つことだけじゃなくて、目に見えないけど 人の心に伝わる【役に立ち方】があるんだ!!と。
当時16歳の私の中では、目から鱗だったんです。
“人を穏やかな気持ちにさせる”
先生の言葉を聞いて、周りにいる友達も大きく頷いてくれていたことも、嬉しくて嬉しくて‥
私が自分の良さを一つ認める、自信に繋がった出来事だったと思います。
私のことをそんなふうに思わない人も沢山いると思います。
ですが、私ってそんな良いところがあるんだ♪♪
と、私自身が“そう思えた”ことがとても大きなものでした。
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その先生が、わざわざ私にそれを伝えてくれたこと、今でも感謝しています。
先生がそんなふうに感じていたことなど、伝えてくれなければ、当然私には知る由もなかったのですからね。
私はそれから、人に対する、感謝の気持ちや素敵だなぁと感じる部分を伝えることの意味を強く感じるようになりました。
いくら相手に対して沢山素晴らしさを感じていても、相手に伝えなければ、相手から見れば、無いものと同じようなものだと思います。
それは、とても勿体無い気がしてなりません。
目に見えないからこそ、言葉にして届けたい。
よく言われる【伝えなくても、伝わる】はある意味幻想だと思うのです。
私も今まで、夫とたくさん話していく中で、こんなにも伝わってないんだ!こんなにもすれ違っていたんだ!!というたくさんの発見がありました。
人の心は読めない。人の気持ちは複雑で難しい。表情と気持ちが一致しているとは限らない。
だからこそ、言葉が存在しているのだと思います^ ^
普段感じている、大切な人への感謝や愛情、素敵だなぁと感じること、大好きなところ。
伝えるか伝えないかでは、それぞれの見えている世界が大きく変わっていくと思います。
素敵な言葉たちが、相手を勇気づけたり、心が飛び上がるほどの喜びを与えたり、不安を安心に変えたりすることにもなるのです。
自分の中にある想いの言葉は、相手にとっては驚きの発見になる♪^ ^
そんなふうに思ってくれていたんだね!
実はちゃんとわかってくれていたんだね!
その行動はそんな意味だったんだね!
沢山の想いを、お互いの言葉によって共有していけたらいいですよね。
せっかく、この世には素晴らしい言葉というツールが存在しているのですから♪♪
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