今日は、小学校4.5年生くらいの年齢〜大人の方までオススメの絵本を1つご紹介します(^^)
この頃の年齢は、思春期に向けて人間関係が複雑になってくる頃だと思います。
本格的に悩みが重くなる前、そんな年齢のお子さんに是非読んで欲しいなぁと思う素敵な物語です。
『たいせつなきみ』マックス・ルケード
内容紹介
パンチネロはいつもヘマばかりの、ウィミックスと言われる木の人形。パンチネロが暮らすウィミックスの村では、みんなシールをくっ付け合って暮らしています。
灰色のダメシールと金ピカのお星さまシール。
凄いことができたり、体の木が綺麗だったりするウィミックスは、みんなからお星様シールを貼ってもらえます。
けれど、体の絵の具が剥げていたり、失敗したり、凄いことができないウィミックスはダメシールを貼り付けられてしまいます。
パンチネロは、ダメシールばかりのウィミックス。
“本当は僕もお星様シールが欲しい”
でも、本当の本当の願いは…
誰にも良いとか悪いとか言われたくない…!
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ある日パンチネロは、ルシアという不思議な女の子のウィミックスに出会います。
ルシアは、ダメシールもお星様シールも
1つもシールをくっ付けていないのです。
それどころか、誰かがルシアにシールを付けようとしても、ルシアの体には、シールは貼り付かない。
不思議に思い、ルシアに訊ねると、
“彫刻家のエリに毎日会いに行くとわかる”と教えてもらいます。
パンチネロは、さっそくエリに会いにいきます‥
エリは、パンチネロをはじめ、ウィミックスたちの創り主でした。
エリは、パンチネロのことを
とても“たいせつに想っていること”を伝えてくれます。
“シールのことを気にしていると、シールのほうがおまえにくっついてくるんだよ”
“私の愛を信じたならシールのことはどうでも良くなる”
エリのそのメッセージがパンチネロの心に届いたそのとき、
パンチネロに貼られているシールが、自然とぽとっと地面に落ちるのです。
何を大切にし、何を信じるかは自分で選択する
この絵本の作者は、牧師さんのようなので、
エリ(創り主)とは神のことを指し、ウィミックスは人間たちを指しているのだと思います。
しかし、この物語は信仰に関係なく
1人ひとりが唯一無二の大切な存在であることが示された愛のメッセージだと思います^ ^
人は他人からの評価を気にしてしまうことがありますよね。
子どもの学校生活においても、【スクールカースト】なんて言葉を耳にすることもあると思います。
また、SNSなどのイイね!やコメントの数、フォロワーの数などは、この絵本のシールに通ずるものがあるかもしれません。
最近では、SNSによりコンプレックスや悩みを抱きやすくなる傾向があるようです。
(以前は見えなかった、友人の生活や行動、交友関係の様子が覗けるのですもんね!)
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この世界には、色々な考え方や感覚、それぞれの価値観が数えきれないほどありますよね。
自分はその中で“何を大切にするのか”
“何を信じて生きるのか”
軸を持たなければ、いちいち振り回されて、何が自分にとって大切なことなのか分からなくなってしまいそうです。
パンチネロは、エリの愛を知ったことと、自分自身が
“何が大切で何を信じたいか”
それが、わかったからシールが取れた(シールを気にしなくなった)のだと思います。
誰が何と言おうと“あなたは素晴らしい存在だよ”というメッセージが子どもたちに伝わって欲しいなぁと思います(o^^o)!
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誰かを評価したり、自分が評価されていると感じて傷付いたり‥
人間関係に悩むとき、物語やメッセージが心のどこかに残り、何かの助けになることがあると思います^_^
本にはそんな、パワーがありますよね♪♪
『たいせつなきみ』知らなかった方は、是非是非チェックしてみてください(o^^o)
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