こんにちは♪ゆきえもんです。
子育てをしていると、子どもに日々様々な言葉を掛けていると思いますが、
子どもには、伝わっているようで、大人が思っている通りには伝わっていないことが多々あると思います。
子どもの特徴を踏まえての
子どもに伝わりにくい言葉掛けと、伝わりやすい言葉掛け+環境設定をご紹介します♪♪
具体的に想像できるようにする
例:時間がなくて用意を早くして欲しいとき
時間がないから早くして×
バスに乗り遅れて幼稚園に行けなくなっちゃうから早くして◎
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時間がないから早く早く!と言っても
時間がないと言う言葉は子どもには抽象的で難しい上に、
時間がなくなると何が困るのかを想像できません。
そのため、急がなきゃ!という気持ちにはなりにくいです。
急がないことにより、一体自分にどんなことが起こるのか、具体的に想像できる言葉を選ぶと良いです◎
毎日言っているようなことでも、その都度具体的に言わなければ子どもの心には響きにくいです。
例:静かにしていてもらいたいとき
静かにしていて×
じっとしていて×
静かに〇〇をしていて◎
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ただ、静かにしていて!と言われても
静かに何をしていれば良いのかが子どもにはわかりません。
子どもはまず、何もしないということが
極めて苦手なので、ただ、静かにしているのは相当ハイレベルな要求になります。
静かに何をしていればいいのかまで
考えてあげたほうが、子どもにとって
大人の要求を取り入れやすくなります。
その状況によりけりですが、
小声で一緒にしりとりをする。クイズを出す。
静かにパズルができるようパズルを出す
静かにシールをシールブックに貼るように促してみる
などなど。工夫はできます。
静かにできる環境設定が重要です(^^)
何かをただ欲求するのでなく
子どもが、それを実行できるサポートまで考えていくことがカギとなります♪
ちょっと面倒にも思いますが(笑)
結局は大人のためにもなりますよね。
しりとりも疲れるけど、静かにして!じっとして!と言い続けるよりは実は疲れない(笑)
クイズは、難しく考えずに簡単な身近なクイズでもかなり楽しめます。
長男(6)でも、「ママの下のお名前はなんでしょう?」「長男くんが生まれた季節はなんでしょう?」などのクイズでとても楽しめます♪
例:しばらく1人で遊んでいて欲しいとき
これは、言葉掛けではないのですが、ただ遊んでて!と言うのではなく、
子どもが遊びたくなるような環境設定をすることで
子どもがぐっと遊びに入りやすくなることがあります。
例えば、
- プラレールを簡単に組み立てておく
- 車のおもちゃを低いテーブルの上にずらーっと綺麗に並べておく
- ブロックでお家などを作って人形を出しておく
など。子どもが視覚で見て魅力を感じて、遊びたい!と思えるように誘導します。
ただ、おもちゃ箱に入っていたり、部屋に散らばっているより
視覚に訴えかけて楽しそう!と思わせることと、
パッとすぐに遊びを発展させやすい状況にしておくことがカギとなります♪
大人も、ぱっと目についたり、ぱっと手に取りやすかったりすることのほうが
行動に移しやすいですよね。
子どもの遊びも、じつはそんなこともあります。
一度食いついて遊び始めれば
ぐっと集中して遊び始めることも多いです。
意外と子どもは勝手には遊べないのです。
✳︎まとめ✳︎
- 具体的に想像できるような言葉を選ぶ
- ただ要求するのではく、それを子どもが実行できるようなサポート、環境設定を考える
- 遊びやすい環境設定をする
私が好きな、モンテッソーリ教育の考え方では、
大人が問題とする子どもの行動は、環境により引き起こされているものであり、
言葉で訴えかけ、問題を解決しようとするのではなく
問題行動を起こさせない環境を整えることが重要だといわれています。
言うことを聞いてくれない!と悩むときは
環境に問題がないか?と一度考えてみるのも良いかもしれません。
(ここでいう環境とは、大人の対応、言葉掛けも含まれています。)
子どもの脳は未発達
また、もうひとつ忘れずにいたいのは、
子どもは、脳はまだまだ未発達だということ。
前頭前野と言われる、欲求などをコントロールする役割の部位は、
4〜5歳頃からやっと少しずつ機能し始めると言われています。
子どもに大人の言うことを聞いてもらうのは
現実的に不可能だと思っておいたほうが気が楽になります(笑)
それなのに、無意味に言葉でガミガミ言うのは、大人もとっても疲れますよね(><)
なるべくそうならないような、環境設定は
子どもにとっても大人にとっても
とても大切だと思います♪♪
私も改めて、振り返って考えてみようと思います(o^^o)
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