昔、中学の先生がこんなことを言っていた。
子どもが言う「みんなが持ってるから」や「みんながそう言ってる」は“信用できない”と。
何故なら、
「みんなってだれ??」と聞いてみると
「〇〇ちゃんと〇〇ちゃんと〇〇ちゃん」
とせいぜい3人程度の話であるから…と。
先生はこの話を保護者会で親たちに話したらしい。
中学生の私はそれを聞いたとき、「確かにそうだ」と思いつつ、でもこの先生わかってない!!とモヤっとしたことを覚えている。
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あのとき幼かった私が何を感じたのか、今よく考えてみると…
確かに皆んなはたったの2、3人。だけど自分たちにとってそのとき、最も重要な2、3人であったりするのです。
重要なのは自分が毎日過ごすグループの中のその人たちとか、中心になるような人だったり…
そのグループの中でみんな持ってるものは私だって欲しいし、そのグループのみんなが言ってることは、私の中で重要視するべきこととなることもある。
子どもの世界では(特に女子かな?)
そんなこともあるんです。
みんなが!!!と子どもが強調するとき
まだ語彙力がなくて、そういった言い方になるけど
みんなが!!という言葉を使って、私にとってとても重要なことなの!!ということを、なんとか伝えたようとしている。そんなこともあるかと思います。
そもそも、日本人はみんなが〜〜に弱い。
子どももそれをわかってるってことね。
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子どもの話を鵜呑みにし過ぎない。これも確かに大切だと思います。
子どもって、大袈裟に言ったり自分の都合の良いように言ったりすることもあると思うし。
ただ、大人が最初から“決めつける”ことはしないようにしなきゃなぁと思うのです。
大人であれば、これは自分にとって大切だから買うべきもの!とか、これは本当に自分にとって良くないことだから避けるべきこと!など
自分で判断して、自分で決めることができる。
だけど、子どもはそうじゃない。
親の理解や助けがなければ自分ではどうしようもないことだらけ。
だからこそ、子どもの気持ちをしっかり聞く心を持って寄り添わなきゃなぁと思います。
その中学の先生の言葉により
“そうか!!子どもの話を鵜呑みにしちゃダメね!”と思い込みフィルターがかかって
親たちが、子どもの心の声に耳を傾けられなくなる傾向にはならなかっただろうか?と
今更ながらちょっと考えてしまいました。
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話は少し遡り、私が小学6年生のとき…
6年生から転校をし、そこでの人間関係も上手くいっていない初夏のこと。
来週から水泳の授業がスタートするというときに、クラスメイトの女の子2人が(リーダー格の子たち)こう言った。
「もうキャラクターとか恥ずかしいよね。〇〇ちゃんまだハム太郎好きなんだって(笑)」
私の水泳用の巻き巻きタオルは大好きな、ハム太郎のタオルで…、私は“どうしよう”と絶望的な気持ちに……
大人からしたら、そんなことを気にするなんてくだらないかもしれない。
そんなの言わせておけばいい…そう言われればそれまでのこと。
自分が好きなら自信を持ってそのタオル持てばいいし、まだ使えるタオルなのに勿体ない。
全て正論であるけど、そのときの私にとっての世界では緊急事態で、早急にキャラクターじゃない新しいまきまきタオルを手に入れなければならなかった。
幸い、母に話すとすぐにわかってくれて
週明けのプールに間に合うように、土曜日には新しいまきまきタオルを買いに行ってくれた。
わかってくれて良かった…と心から安堵したことを今でも鮮明に覚えている。
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子どもには子どもにしかわからない世界がある。
その子にはその子にしかわからない世界がある。
どうしても嫌なこと、どうしても辛いこと。
どうしても欲しいもの。どうしても重要なこと。
感覚がまるで違う、性格が似てない親子だと
更に気持ちが“理解できない”ことは多いかもしれない。
もちろん、全て子どもの言う通りにするというわけじゃない。
けれど、それぞれの世界、それぞれの感覚や気持ちに思いを馳せて、
まずは子どもの話を聞いてあげること。
それはとても大切なことだと、私は思います^ ^
子どもには子どもの、未熟さ故の複雑さ、繊細さがある。
遠くなりつつある、子どもの頃の感覚を“忘れずにいたい”と思う今日この頃です。
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今日は、楽しみにしていたドラえもんの映画を長男と2人で観てきました(o^^o)
やっぱり映画館ってウキウキしますね♪
映画館に入った瞬間から、ちょっと日常から離れるような感覚。わかります?
ドラえもんの映画は大人が観てもとても面白く、毎回感動して少し涙しています(´;ω;`)
今回の失敗は、前売り券を買おうとしたのが遅すぎて数量限定のプレゼントが品切れになってしまっていたこと!!!
来年の映画のときは、もっと早くゲットしなければ(^^)!早くも意気込んでおります♪笑
入場者全員プレゼントはこちら〜♪
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