私は、小学校の途中から高校生まで
全然勉強をしなかった。
こう聞くと、不真面目?不良?などという想像をするかな?と思うのですが、
そういうことではなく、
沢山のことか絡み合った複雑な感情により
ずるずるとそんな習慣ができてしまったように思うのです。
時を遡ると、小学校4年生のとき、
算数の宿題の答え合わせの時間のこと。
そのときの答え合わせのやり方は、
1人ひとり、順番に家でやってきた宿題の答えを言っていき、
その答えが合っていればみんなが「いいです」と言い、
間違っていれば「ちがいます」と言うというもの。
私は算数が苦手だったということもあり、
この時間が大嫌いで、とにかく憂鬱で仕方なかった
自分が答えを言う番がくるのを、心臓をばくばくさせながら待ち、
「いいです」や「ちがいます」も
自分の答えに自信がなく、言うことができませんでした。
そしてある日、
私が怯えながら、答えを言うと
担任の先生が「はぁ〜?!?!」
と眉をひそめて、すごく怖い顔で言いました。
そうすると、他のクラスメイトたちも
口々に「は?」 「は?」 「はぁ〜?」
と言ったのです。
答えはもちろん間違っていました。
きっと、何故そうなった?と不思議に思われるような答えだったのかな?と思いますが、、、
私はとにかくショックで、恥ずかしくて、悲しくて、
間違ってはいけないんだ
間違ったらこんなにも恥ずかしくて悲しい思いをするのだ
そんなふうに感じました。
そのときの先生は、
すごく癖のある先生で、生徒が傷つくような物言いや、態度を平気でする人だったと思います。
先生のそういった態度もあり、クラスの子どもたちの中でも、間違いに対して、
悪いことであること、
間違いに対してきつい反応をして良い
という雰囲気が作られていったと思います。
この頃の小学生にとって先生というのは、クラスの雰囲気を作るとても大きな存在です。
間違ったら自分が傷つく
は???と怪訝な顔で見られる
私は一気に自信を失いました。
こういう経験から、
「悔しい!もう間違えないように、ちゃんと勉強する!!」
とプラスの方向に向かうことができれば良いのでしょうが
、
(というか、そう導くのが教師ですよね!)
私はショックすぎて
なんだかマイナスの方向、しかもかなり極端な身の守りかたを覚えてしまいました。
それが、
勉強しない
という選択だったように思います。
もちろん、全ての要因がそれ!というわけではなくて、最初にも言ったように、沢山のことが絡み合ったことによりますが…
私は勉強が苦手→だから間違える→また恥ずかしい思いをするに決まってる→勉強したくない→もっと苦手意識が強まる
このような負の連鎖の誕生です。
授業中に、問題のプリントをやるときも、このやり方合っているかな?おかしくないかな?と
答えだけではなく、自分のやり方や考えにさえ自信が持てなくなってしまい、取り組むことさえ怖くなってしまったのです。
教室をうろうろしている先生が、私の横を通るたびに、
なにかまた言われる気がして…
私のプリントをチラッと見た誰かに、また「はぁ〜?!」と言われる気がして…
怯えながら、何も書くことができない真っ白なプリントを見つめていました。
人は、側から見たら些細に感じるようなことによって
何かの魔法にかけられてしまったように、身動きが取れなくなってしまうことがあるのだと思います。
特に子どもにとっての身近な大人の言葉の威力は強力なのです。
長くなったので続きます。
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