私は、短大の保育学科を卒業しているので、保育士や幼稚園の先生の友人が沢山います。
なので、よく子どもに関する話題になるのですが、
あるとき友人がこんな話題を出しました。
子どもが良くない行動をしているのに、きちんと叱らない親がいるよね〜と (叱っても言い方がゆるいなど)
私は、ふむふむ(゚∀゚)と聞いておりましたが
子どもがいる身として(友人たちは、たまたまみんな独身)少し思うことがありました。
叱らない親にも、そのときの判断や色々な理由や気持ちがあるのでは?と。
その少しの場面を見て、甘い親とか、きちんと子どもを見ていない親などと思ってしまうのは少し悲しいなぁと。
✳︎✳︎✳︎叱らない理由として考えられること✳︎✳︎✳︎✳︎
①叱るともっとその行動がエスカレートするので反応しないようにしている
②日々叱りすぎていることを反省して、優しく伝えることを心掛けているが、なかなか言うことを聞いてもらえない
③叱ると、叱られたショックで子どもが感情的になり、更に迷惑をかける恐れがある
④もうすでに散々叱ったあとで、成果が出ずに疲弊して困り果てている最中
⑤外で叱っても聞く耳を持たないので家に帰ってからしっかり伝えようと考えている
⑥体調が悪すぎて叱ることができない
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①叱るともっとその行動がエスカレートするので反応しないようにしている
①は、その行動によって反応(叱るという反応)が返ってくることが面白くてやっていることがあるので、叱ると返ってその行動がエスカレートします。この場合は、あえて反応しないほうがスムーズに問題となる行動をやめさせることに繋がります。子どもは結構これやりますよ。
②日々叱りすぎていることを反省して、優しく伝えることを心掛けているが、なかなか言うことを聞いてもらえない
子どもの個性や特性によって、どうしても叱られやすい子どもがいます。(じっとしていることが苦手など)そうなると、日々叱りすぎていることに罪悪感や、葛藤があるので“今日は優しいママでいよう“と決意して、優しく伝えているのを、周りが甘い親と思ってしまうケースがあるかもしれません。聞き分けの良い子どもも存在しますが、そうでない子どももいます。(注:聞き分けの悪い子=ダメなこと、悪い子ということは決してありません。)
③叱ると、叱られたショックで子どもが感情的になり、更に迷惑をかける恐れがある
叱られたショックや恥ずかしさで逆上されてしまうパターンがあります。大声を出されたり、大泣きされると周りに更に迷惑をかけて大注目を浴びてしまう恐れがあり強く言えないことがあります。”なるべく迷惑をかけたくない”どうすればいいの?と心の中で葛藤しています。感情的になっている相手には なかなか話は通じませんので、親も必死に伝えようとして親子でわーわー騒ぐことになりかねないのです。
④もうでに散々叱ったあとで、その成果が出ずに疲弊して困り果てている最中
あなたが見ているのは、もうすでに優しく伝えたり、厳しく伝えたり、怖く言ってみたり、色々と試したあとかもしれません。それでも言うことを聞いてもらえずにどうしていいのか途方に暮れてる最中、叱ることに疲れきっている場合もあります。
⑤外で叱っても聞く耳を持たないので家に帰ってからしっかり伝えようと考えている
すぐに叱らなくても問題ないと判断した場合は、家に帰ってからきちんと伝えようと考えてることもあります。必ずしもその場で叱る必要はないのです。家に帰ってからのほうが、しっかり伝えられることも多いです。
⑥体調が悪すぎて叱ることができない
単純に体調が悪すぎで、何も言うことができない場合もあると思います。一度言えば、すぐにわかってもらえる、すぐに伝わるということは少ないので(お子さんの性格にもよりますが)その体力がないこともあると思います。
このような感じに、考えられる理由や親の葛藤が様々あります。
周りの人からは、何故もっとちゃんと言い聞かせてやめさせないの??と思うことがあるかもしれませんが、
その背景にあるものを、少し想像して優しい目で見て欲しいなぁと願います(^人^)
もちろん、危険行為や迷惑になる程度により直ちにやめさせないといけない行動など、色々なケースがあると思いますが、
子どもには色々な個性や特性があり、日々の親の葛藤や試行錯誤があると思います。
そういったことに思いやりを持つことで、子どもを連れているママパパたちの心が軽くなったら良いなぁと感じました^_^
誰にも完璧な育児はできません。
誰であっても、ときに迷惑をかけたり、迷惑をかけられたりしながら生きていると思うのです。
どうか、子どもたちにあたたかい眼差しを。
優しい心で世の中の育児を見守っていけたら素敵だと思います(^^)/
お読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
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